ドラマ化された映像から原作を読み返す。
最近〜落語ザ・ムービーから興味を持って寄席や落語会へ足を運んで下さるお客様が増えてます。
是か非か?様々な意見をお持ちの方々もいらっしゃるでしょう。
小説もそう…
齢46の頃から川端康成や太宰治や芥川龍之介や三島由紀夫の小説を読むように。
若い頃は小説を読んでいても『はぁ?』って感じでした。f^_^;
10代・20代は人生経験も足らないし…
30代は仕事・結婚・子育て・日々の生活・楽屋の陰口からのストレス発散に追われる毎日で余裕が無い。
キッカケは何でも良いんです。
先日…NHKのBS番組で『平成細雪』を観た。『わろてんか』に出演した中村ゆりさんの演技に…
中村ゆりさん…NHK連続テレビ小説『花子とアン』に出演されていました。
影のある演技が印象に残って。
平成細雪でも奔放な四女・妙子を演じています。
実は谷崎潤一郎の小説は正直なところ苦手でした。あの新潮文庫の赤と金色の装丁デザインも(笑)
ウチのお袋も悪い…『谷崎潤一郎って奥さんを佐藤春夫と交換したんでしょう。ヒドい男!』f^_^;
『ひでえ野郎なんだ…』 所謂かの有名な細君譲渡事件(笑)
またね~文章が長いん。(笑)句読点が殆ど無くて、古文の授業みたい。
そっ!源氏物語を読んでいる感じ。
高校時代は専ら大和和紀さんの『あさきゆめみし』だった…(笑)
そういえば…札幌の社宅に住んでる頃…
親父が谷崎潤一郎の『現代語訳・源氏物語』を全集で丸善から取り寄せていた。
お袋はどう思っていたんだろう?(笑)
しかし!改めて読み返すと此れがまた〜なかなかの面白さ♫
音読すると船場の言葉のニュアンスが妙に擽ったい。(笑)
『こいさん、頼むわ。』 (*≧∀≦*)
『何で四十一まで結婚しやはれへなんだやろ』 真似して言ってみるが難しいです!!!!! (汗)
『云うてはるねん』 (*≧∀≦*)
一番くすぐったいのが…
『ふん、締めて行った』の『ふん…』もう~鼻から抜けるフランス語みたい(笑)
『あの時隣に腰掛けてたら、中姉(なかあん)ちゃんが息するとその袋帯がお腹のところでキュウ、キュウ、云うて鳴るねんが』
『そやったか知らん』♬
楽しみが一つ増えました。