天下布武の謎

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いやあ~だから歴史は面白い!今まで漠然と認識していた概念をハッキリさせてくれた(笑)







織田信長の『天下布武』は全国統一という意味ではないという事実。






当時の天下とは『畿内』。詰まりは天皇が住む『京』を中心とした『五畿:山城・大和・河内・和泉・摂津』を支配下にする…個人的な考えですが。私は関西と呼ぶよりこの近畿や畿内の呼び方のが重みがあると思う。






因みに『畿』は天子が住む場所を指す漢字。当時で言うと足利幕府の将軍家が治めていた『五畿内』を織田信長が抑える意味なんだろうな。『天下御静謐』とは畿内の政情を安定させる平和のこと。






織田信長は足利将軍家という古い秩序をたてながらも、『世間の民衆はこう言ってますよ』と義昭に態度を改めるように忠告した。あれ?この手法?現代の民主政治に相通ずると思いませんか?…





『自民党をぶっ壊す!!!』郵政解散をした時の小泉純一郎総理を想い出すのはワタシだけでしょうか?(爆笑)







しかしながら時代はそうはいきません。足利義昭との軋轢で、殺さずに将軍を追放というカタチで本能寺の変まで闘い続けた。







何だか戦国ゲームの影響で、間違ったイメージが根付いてしまうから困るよ…新たな織田信長像を発見デキました。






今回のような歴史的古文書の資料が発見されるのは有り難い!勉強になります。